えー どーもどーも。
LOUDPARK 2015! 2日目のみ行ってまいりました。
まったくもって近年の ラウパーは稀にみるオヤヂホイホイつーか、’80 やら ’90 が青春時代だったオッサンが喜びそうなバンドばかりでまるで興味が沸かず敬遠していたわけですが。
2日通し券が早々に売り切れたり、Metal Church が来られなくなったり、ギリギリまでタイムテーブルが決まらなかったり、LINE UP になんの説明もなしに写真と youtube にあがってる MV のリンクだけだったり、といろいろと不満も溜まりつつ。
しかし CARCASS はもちろんのこと、我が青春の MEGADETH が大トリとか、Obituary に At The Gate とくれば大枚叩かずには居られませんでした…
そんなわけで、今年は行ってきましたラウドパーク。相変わら走り慣れない道でアホなナビに惑わされてキレつつも 10:30 ごろには到着。とりま Obituary に間に合えばいいやってことで(ぉぃ
今回はサイフわすれなかったYO!
さて会場に入ってみると WE ARE HARLOT がなかなかカッコいいステージを決めてるではありませんか。ふむふむなるほど、こういうバンドなのねーなかなかいいじゃん…とボケっとしているうちに気づいた。ここ、ステージふたつしかないじゃん。EXTREME ステージどこやねん。
慌ててステージ配置を小パンフレットで確認、狭い通路を抜けて EXTREME へ。っていうか、まるでバックステージのような扱い…明るいし。
Obituary
- Redneck Stomp
- Centuries of Lies
- Visions in My Head
- Intoxicated
- Bloodsoaked
- ‘Til Death
- Don’t Care
- Violence
- Inked in Blood
- Back to One
- Slowly We Rot
衰えない恐竜ボイスは圧巻。グルーブの効いたデスサウンドと相まって独特のグルーブを醸し出し、おとなしく観ていようと思ってもついつい頭振っちゃう^^;
最初の方は見られなかったけど、Til Death と Don’t Care 演ってくれたので大満足。
そして今回のメインアクト(違
浜 田 麻 里
いやーなかなか格好良かった。すごいハイトーン & シャウトなんですね。バックバンドに高崎晃さんがギター弾いてて、確かにこりゃメタルだはー、って納得。これならラウパーに出てもおかしくないですな。、44MAGNUM、Ziggy、MADBEAVERS のジョーさんがドラム叩いてたのもびっくり。先日 海老乃大漁祭 のときに観たばかりでした。
さて、また EXTREME ステージに戻るとこちらは ABBATH。これもさー、戻ったらもう始まってるとかさー。移動する客のこと少し考えろよ運営よー。まぁ浜田麻里のファンが ABBATH 聴くとか珍しいのかもしれないけど。
ABBATH はなんていうか… IMMORTAL な感じでした。ヨメが一言。「顔色悪いよ?」
演奏はめちゃくちゃカッコいかった。正確無比なドラムスから炸裂するブラスタービート、独特のデスヴォイス、疾走しつつも絡みあいハーモニーを奏でるストリングス。そしてビールは黒ラベル!これぞブラックメタル!いやー素晴らしい。
~ここから休憩たいむ~
え。だってあまり知ってるバンドいないしー興味ないしー
そうそう、The Local Band って何かと思ったらカバーバンドだったのね。モトリーの Shout at the devil、Looks that kill、 Wanted dead or alive、ガンズの Nightrain やら Poison の Falling Angel とか、ツボに入りすぎて面白かった…けどこれ、また来るの?(^_^;)
~休憩終わり~
At The Gates
Blinded by Fear と 他 1曲くらいしか知らない(´;ω;`)
いや、かっこえかったです。デスメタルと呼ぶにはあまりにも流麗、個々の高い演奏技術に裏付けられた安定感、年季すら感じさせるパフォーマンス。曲を知っていればかなり楽しめたんじゃないかな、とは思うんですが
Napalm Death
Multi National Corporations (Harmony Corruption バージョン)から始まり、新旧とりまぜ圧倒的なパワーで演奏しきった。なんかボーカルのマーク ”バーニー” グリーンウェイがいつもよりご機嫌だったような…
残念だったのはドラム。ブラストビートでも通常の 2ビートでも、明らかにバスドラのリズムが合ってない。ブラスタービートもバンドの勢いに着いていけなくて、むりやり帳尻合わせているように聞こえた。…まぁ元から瞬発力とパワーで押し切る音楽だと言ってしまえばそれまでなんだけど。
そして、EXTREME ステージ本命の CARCASS キタ━(゚∀゚)━!
CARCASS
- 1985
- Unfit for Human Consumption
- Buried Dreams
- Incarnated Solvent Abuse
- Cadaver Pouch Conveyor System
- This Mortal Coil
- The Granulating Dark Satanic Mills
- Captive Bolt Pistol
- Keep On Rotting in the Free World
- Exhume to Consume
- Reek of Putrefaction
- Corporal Jigsore Quandary
/ Forensic Clinicism / The Sanguine Article
- Mount of Execution
- Heartwork
ほぼ中央付近で聴いていたからかも知れないですが、音の分離もよくて音像がくっきり、クリアに聴こえました。セットリストは大体いつもどおりで、ビルの歌う ”Exhume to Consume” から ”Reek of Putrefaction” の流れは最凶。何度もピットができては人が飛び、ラストの ”heartwork” ではもうぐっちゃぐっちゃに盛り上がりました(^_^;) まぁこれもいつもどおりな感じですが。
特筆すべきは何と言っても ”Mount of Execution”。以前から「隠れた名曲」と囁かれていましたが、8:25 とちょっと長目の曲なので、まさかフルで演奏してくれるとは思ってもいませんでした。嬉しい誤算。
さて今回の大トリ、MEGADETH。
carcass が終わってから ULTIMATE ステージへ移動したら、すでにアリーナも入場できずスタンドもいっぱいいっぱい。ちょっと考えてよー運営さんよー。STP の時とは大違いじゃn(自粛
MEGADETH
- Hangar 18
- Kingmaker
- Wake Up Dead
- In My Darkest Hour
- Sweating Bullets
- She-Wolf
- Public Enemy No. 1
- Tornado of Souls
- Trust
- A Tout Le Monde
- Cold Sweat (Thin Lizzy cover)
- Symphony of Destruction
- Peace Sells…But Who’s Buying?
- Holy Wars… The Punishment Due
久々に聴く “In My Darkest Hour”、”Sweating Bullets”、そして “She-Wolf”。さらに後半の “Tornado Of Souls”、”Trust” など、エレファソンの復帰を意識しているのかどうかわからないですが、中期 MEGADETH の曲も取り混ぜた、ファン垂涎のセットリスト。ラストの Peace Sells では「If there’s a new way~」の大合唱を煽り、「Can you put a price on peace?」のセリフを端折って^^; サビを大合唱。そしてアンコールはやっぱりこれ、”Holy Wars”。大きな拍手とともに幕を閉じました。
Holy Wars のピッキングハーモニクスの音程が弾くたびに違ってたり(^_^;) エレファソンはあんまり歌うまくないからコーラスが…とか、ちょいちょい気になった部分はありますが、ムスティン大佐も終始穏やかな笑顔で、素晴らしいライブでした。
さて、今年で LOUDPARK も10週年ということでいろいろと感慨深いものがありますが、しかし回を重ねるにつれて再結成バンドやオヤヂホイホイバンドの出演が増えてきたり、いささかメタルシーンの行き先に不安を感じざるを得ない状況が続いていますね。
自分もずいぶんとオッサンになってしまったけれども、まだまだいろんなバンドを観てみたいし、もっと若手を出せよ!って思います。これからもこういうフェスティバルは続いていって欲しいですね。がんばれ運営!