昨日、あまりにテレビ番組がつまらないのでCS放送を見ていたところ、TBSニュースバードにて報じられたアホなニュース。「道交法は難しい」と切り出す。
くだらないので簡単に内容を説明するが、
- 土日を除く駐車禁止の標識が立っている。
- 土曜日だったにも関わらず駐車違反切符を切られ、罰金1.8万円を請求される。
- 検挙を不服として提訴。
- 警察の主張:「そこ、交差点から 5m 以内です」
ばっっっっかじゃないかと。訴えたオッサンも、オッサンを取り上げた番組も。
規制標識にはただ「ここに駐車するな」と書いてあるだけだ。何が難しいのだろう?何本も標識が立っていようが、意味は同じ。「ここに駐車するな」である。
「書いてないからやっていい」っていう馬鹿な大人の言い訳がそもそも間違っているのだ。
…「書いていないことはやらないんです」って言った馬鹿な大人も居たけどな。
こんなもん、「立ち小便禁止」と書いてあるから座って小便したとか、「火気厳禁」と書いていないからタバコ吸っていいだろうっていうのとまったく同じ屁理屈である。
車道は「くるま」が「円滑に通行」するための道路であって、本来は勝手なところで停止したり、駐車してはならないんだよな。
だから、道交法には事細かく停止すべきところ、停車・駐車できる所とできない所、それに「絶対に駐車しちゃ駄目な場所」まで定められている。
オッサンが検挙されたのは交差点から 5m 以内というのは、まさに「絶対に駐車しちゃ駄目な場所」。駐車禁止の標識があるかどうかは全く関係ない。
くどいようだが、標識の意味は「駐車するな」であって「土日は駐車してもいいよ」ではない。「駐車するな」だ。
逆ギレして裁判起こしている場合ではない。
それに、車庫ではない場所に継続して駐車した場合(12時間以上、夜間の場合8時間以上)だと、駐車違反ではなく「自動車の保管場所の確保等に関する法律」の違反で罰せられる可能性がある。
こちらは 3月以下の懲役又は20万円以下の罰金というキッツイお灸を据えられることになる。駐車違反の罰金 1.8万円なんて可愛いものではない。
そもそもこんなこと運転免許を取得する以前の問題であって、くるまを運転するなら理解していないとおかしい話。きついお灸を据えられてもまだ納得できないのなら、運転免許を返上するべきだな。運転免許ってのは「道路交通法規を守る限り自動車の運転を許可する」ものなのだから。
こういうヘンテコな認識で逆ギレするドライバーや、その屁理屈を垂れ流すメディアのせいで、道交法がどんどん厳しくなっているってことに、はやく気がつくべきだ。