夏場に電力需要のピークを迎える本州や西日本とは異なり、今まさにピーク時期を迎える北海道。除雪や凍結防止のため夕方から明け方にかけて電力需要の高い時間が続くとか。
だからね、ピークシフトしろとか節電すればなんとかなるとか、そういう問題じゃないってことにいい加減気づきなさいよ、って言いたいわけですが、相も変わらず「福一ガー」とか「原発無くても電力足りる」とか Facebook に回ってきてほんとうに鬱陶しく思います。
おまえら、現実をみろってw
ほくでん 「今冬の電力需給状況について(2013年1月7日現在)」 ※ PDF注意
http://www.hepco.co.jp/info/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/01/09/130109_3.pdf
これによると、
12月27日: 7%の節電目標基準(538万kw)を上回る548万kwの需要を記録
12月30日: 火力発電所の故障による停止/出力低下で供給力が77.5万kw低下
というギリギリの状況があったわけで。
それでなくとも12月7日には豪雪の影響での広域停電、その前にも知床1号機が故障停止している。どこが「電力が足りている」と言うのか。
当然ながら実際の電力使用量によって供給予備率は変わるが、ほくでんとしては70万kw以上の余力があれば「安定供給」としている。
ところが 12/30 の火発故障では77.5万kwの供給力が失われているわけで、本来なら供給予備率はマイナスでしょう。気温が下がらず需要が高まらなかったのは、まったくの偶然で単に運が良かったとしか言いようがない。
また、「他社融通すればいいだろう」とか言う人もいるけれど、その電力はどこから買うのか?北本系からは最大で60万kwしか 融通できないし、そもそもそれは復興の進まぬ東北や君らの大嫌いな東電の作る電力だ。
自家発もってる企業がいるじゃないかって?もう目いっぱい売電している上にギリギリのところまで節電もしているでしょうね。これ以上どこから電気が作れるっていうでしょうか?
どうしても「電力は足りている」って言いたいならね。
『ほくでんの安定供給努力』と、『企業の多大な節電努力のおかげ』で電力が『なんとか』足りている、って言いなさいよ。決してね、『原発がなくとも足りている』わけでもなければ一般家庭の節電程度で原発の作りだす電力分を賄えているわけじゃないんだよ。
原発を動かせない分、自分たちを犠牲にしている人たちがたくさんいるんだよ。
もう本当に、いいかげん気づいてほしいですよね。自分たちがどんな目で見られているか。