死活確認するポートを変更する
Nagios は デフォルトでは ping による疎通確認によってサーバの死活を判断し、疎通確認が取れない際は「サーバダウン」として etc/objects/contacts.cfg に設定された管理者へメールで通知します。
しかし、セキュリティ上外部からの ICMP パケットには応答しないよう設定されているサーバやネットワーク機器の場合には、上記設定では非常に都合が悪いので、実際に接続できるサービスやデーモンのポートに変更します。
例えば全体的に ping ではなく ssh 接続の可否によって死活確認する場合には、etc/objects/commands.cfg を書き換えます。
# 'check-host-alive' command definition define command{ command_name check-host-alive <b># check_ping をコメントアウト</b> <b>#</b>command_line $USER1$/check_ping -H $HOSTADDRESS$ -w 3000.0,80% -c 5000.0,100% -p 5 <b># check_ssh を追加</b> command_line $USER1$/check_ssh $ARG1$ $HOSTADDRESS$ }
また、例えば ping を通さない一部の端末だけ変更するには、ホスト設定ファイルの host 定義に check_command 行を追加します。
## VNC サーバの使用ポートで死活判断する define host{ use linux-server host_name cro-pel.com service_description VNC-server <b>check_command check_tcp!5901!2!5</b> }